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幼少期のわたしは寝る前にいつも親に絵本の読み聞かせをせがむこどもでした。

一日のおわりに訪れる絵本の読み聞かせ、それはこどものわたしにとって楽しいご褒美の時間でした。

毎夜、絵本の世界に浸りながら眠りについていたのを今でも覚えています。

大人になってからも書店で絵本を手に取ると、こどものころを思い出し懐かしい気持ちになります。

それは紙の質感や肌触り、かすかに残るインクの匂いといった本物の絵本だからこそ味わえる体験であり、変わりゆく時代において、子どもの頃から何一つ変わらない絵本の魅力がそこにはありました。

そんな素敵な絵本の製本にこれからも携わり続けるとともに変化を恐れず、この時代を進んでいきたいです。

代表取締役　新林春来